そんな恭哉を不思議に思いながらも、あたしは浮かれていた。
冬可に会える――…。
その事実が、あたしを浮かれさせていた。
…――そんなあたしを見ながら、恭哉は一体どんな思いだったんだろう…?
同じ学年なのに、同じクラスなのに、隣なのに。
学年も違う、クラスも違う。…もしかしたらセッテンも無かったかも知れない。
そんな相手に、一気に好きな人を奪われた恭哉の気持ちは……。
…この時、もう少しあたしが気にかけていれば良かったんだ。
様子がおかしい恭哉を。
そうすれば―――…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…