『…ちょ、見たの?!』 「見えたの。」 『一緒…!!あー…』 パタパタと、ほてった顔を手で仰ぐ(あまり意味はない)。 そして…―― 「…ホント、仲が良いのか悪いのかわかんないわよね」 『うるさいっ…!!』 ――…あたしも短冊に願い事を書いて、笹に飾るため冬可を追いかけた。