『いいかげんにして…!!』


バシンッと、冬可を叩いてふと思う。

…あたしって、いつからこんなに暴力的になったんだろう、と。

毎日毎日冬可を叩いてる気しかしない。



…でも、それはあいつが悪いから仕方がない。

あたしのパンを勝手に食べたりなんてするからいけない。



面と向かってはいえない文句を、心の中で吐き出す毎日。



でもやっぱり、今一番安心できるのはあいつの隣。

それで結局は好きなんだな、って思い知らされてる。