急いで着替えて下に行ったら
大チャンとオカンが
仲良おはなしてた
「千秋、あんた今日は早いなぁ」
「はっ?もー8時半やろっ?」
「何言うてんの。まだ7時やで」
大チャンの方を見ると
メッチャ笑い堪えてて
「だっだましたん!?」
「はよ起きると思ってーん♪」
「大成功やったなぁ」
「やろ?俺に不可能はないねん」
「さすが大貴クンやわー」
オカンと大チャンは仲が良い
せやからなんか仲間外れされてる気分や
「なにボケッとしてん。はよ座り」
「騙されたわぁ……」
「お前が悪いねん。だーぼ」
出た…大チャンの口癖や
『だーぼ』
あたしにしか言わんけど
かなり腹がたつ
「つーか毎朝ちゃっかり飯くうなっ」
ちょっと足蹴ったったら
メッチャ睨んできて
「酒井クンに言うたろか。あぁん?」
「すんません……」
酒井クンはあたしの好きな子
大チャンに言うたあたしが
阿呆やった……
