入学式は、1時間で 終わり教室に入った。 席は一番後ろの真ん中 だった。 「恋ー!!」 私の名前を呼びながら 誰かが後ろから抱きつ いてきた。 「恋。」 『杏ちゃん。久しぶり。』 抱きついてきたのは 曽根杏ちゃんだった。 小学の時は一緒だった けど、中学は別々で、 こうして会うのは久し ぶりだった。 「すぐに恋だって、 わかったよ。変わっ てないね。」