聖霊の宴



そして2日後の夕刻。

第一の試練の期日が迫っていた。


円卓の間に呼び集められた参加者達が座ってその時を待っていた。

「ふむ。どうやら最後の1人は試練を突破できなかったらしいな。」

まるで、そこにいる全員を威嚇するかの様に、高圧的に言い放つゲセニア。

「……あと4分あるではないか。」

打って変わって優しく穏やかな物言いをするシム。

「どんなヤツなんだろーね。楽しみだな。」

ただ1人、席に座らずうろちょろとしているフリップをマリアが呆れた表情で見ていた。


無情にも進んでいく時計の針がその時を指した。

「ここまでか……宴への参加者はこのよに――」

バタン。と扉が開き誰かが入ってきた。

全員の視線が集まる中で、その少年は堂々としていた。

バークが笑う。

「訂正しよう。ゲセニア・アルボルト。フリップ・クレイドル。シム・ジェファーソン。マリア・ビーナス。シルク・スカーレット。以上五名を今回の宴の参加者とする。」


ここに聖霊の宴への参加者が揃った。