湖畔の崖から湖を見下ろす、その姿にシルクは駆け出す。
「まさか身投げじゃないだろうな!?止めなきゃ。」
とぼとぼと崖を歩く人影。
シルクはそれが女性であることに気付いた。
「命を粗末にしちゃダメだーーーっ!!」
シルクがようやく崖へとたどり着くが、女性はもう片足を崖から出している状態であった。
シルクは叫ぶ。
その声に女性が振り返ったが、乗り出した身体を戻すことなど出来ず、女性は崖の下へと消えていった。
「なっ……嘘だろ!?」
シルクが崖から頭を出し、下を見つめる。
すると。
ピシュっ。
「うわっ!冷たっ!!」
覗き込んだ顔に水鉄砲がかかる。
「クスクス。どうしたのボウヤ、そんなに慌てちゃって。」



