「――!!これは。」 強力な光が闇を掻き消す。 力強く立ち上がるシルクにゲセニアの表情が固まっていた。 「僕はまだ負けられない。死ぬわけにいかない。だから――どうしてもあなたを倒さなければならない!」 溢れだした魔力がシルクを包み込む。 『シルク、よくぞ無事で。』 全身に力が湧き、心なしか身体が軽く感じた。 「いくぞ、これで最後だ――第六の力『翔靴』」