澄み切った青空がどこまでも続いているそんな日。

シルクはベッドの傍らから水平線を覆い尽くす山々を眺めていた。

「ん、んん……」

時折マリアのうめくような声が聞こえる。

シルクはそっとマリアの額に光る汗を拭き取る。

「マリアさん……」