そっか…という表情で雄獅は白音を後にした。 それにしても今日の雄獅は本気で怖かった。 あんな雄獅を見たのはもちろん初めてで、あんなトコを見なければここらで一番恐れられてる事さえも忘れそうなくらい 可愛い仔だから… ウチも実際雄獅とどうしたいのか…とか雄獅の事をどう思っているのかは分からない。 だから怖いという感情が出て来るのかもしれない。 そんな思いがウチの中で大きくなっていってた。