歌っているみんなが輝いて見える。
このピアノ伴奏から見えるみんなの姿がキラキラ輝いていて凄くかっこいい。
みんなも頑張ってるんだから…
だから、私もついつい間奏に力が入る。
「頑張れ…」
幸信…
私は頑張ってるよ。
──パチパチパチパチ…
私のピアノ伴奏が終わると同時に壮大な拍手が私達1組のみんなを包んだ。
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『カンパーイ!!』
グラスがぶつかる音が響いた。
みんな合唱コンクールの打ち上げとして学校の近くのカラオケに来ていた。
「いやー惜しかったね」
「2位かぁー、どうせなら1位がよかったよなぁー」
「でも一年生が3位以内に入ったの史上初らしいじゃん?」
やっぱりみんな仲良くなっていた。
みんな、それぞれが作っていた壁を合唱コンクールを通してみんな壊していた。



