隣人の狂気

「確かに変わったって実感はあるけど…

でもワタシとしては踏み込んだってより眠ってたのが目覚めたって感じかな」

話しの先が読めないイクエは戸惑うばかり。

その事に気付きながらもユウイチは構わずに話を進めた。

「俺達の共通点は人殺しでありながら『普通』の生活が続けられてしまった事だ。

それで分からされてしまったんだ。命の重さは実は意外に軽いって事に。

この事は多くの人がそうなんじゃないかと思ってるだろうけど、実感出来るのはきっと『加害者』になった者だけだろうね。

たからイクエちゃんの行動が想像できたんだ。俺だったらどうするかを考えるだけだからね」