彼は思い出か何かに浸っている。

そんな彼を見ていたら悪魔的なアイデアをひらめいた。

かなり突発的でリスクの大きなアイデアだけど、今の状況は多分二度とないチャンスだ。

急いで結果までの効率的な道筋を組み立てる。

イケる。

やろう、女は度胸だ!

ワタシが密かに決意していたら彼も今の状況の不自然さに気がついた。

「アレ?この事をイクエちゃんは知らなかったならどうしてココに来たの?」

「あ、そうだった当初の目的を忘れてたわ。
ココへは誰もいない海で泳いでみたいなーと思って来たの」

そう言いながらワタシは持っていたバックを足元に置いて、恥じらう素振りも見せずポイポイ服を脱ぎ始めた。

もちろん下に水着なんて着ているハズはなく真っ裸になるつもりだ。