式の翌日もオバサンはやって来た。

泣きはらした目をしている。

「あの、こんなにお世話になって今さら聞くのも失礼かも知れませんが…

あなたはウチとどういった関係の方なんですか?」

思い切って聞いてみたら意外そうな顔をされてしまった。

「あら松山さん…いえ、あなたの叔父さんから聞いてないのね」

なにを?

「じゃあ改めて自己紹介するわね。
私は『東ひろ子』あなたの叔父さんとお付き合いさせてもらってました

あなたの事も彼からよく聞いてたわ」

内心ドキリとした。

何をどれだけ聞いていたかによっては立場がヤバいかな?

この人の真意は何?