緑色のオーラに包まれたそれは、青白いオーラに包まれた女に黄金の弓を引き構えている。

 〈私の獲物だ、消えて貰おうかアルテミスよ〉

 デュラハンはそう言って更に弓を引いた。

 〈フンッ……何時かお前を狩ってやるよデュラハン〉

 アルテミスは鼻で笑いそう言ってスーーッと消えて行った。

 どうやら両者は対立関係にあるらしいが、自分の身に死が迫っているのに変わりは無い。

 麗子はズルズルと地を這う様にしてその場から逃げ出そうとするが、逃げ切れる訳が無く直ぐにデュラハンに捕まってしまった。

 そして生きたまま麗子は皮膚を裂かれ剥ぎ取られて行く。

 ザクザクズズズーーーッ……

 「イギャーーーーーーーッ」