時間まではまだあるため、それまでの間に、薪等を集める事にした。

 何故彼らが無人島でキャンプしているかと言うと。

 彼らは、友達同士で無人島キャンプツアーに参加していたのだ。

 ツアーは3泊 4日、それまでは、船は迎えに来ない、幽閉された島だ。

 この時、彼らはまだ、自分達が、とんでもない過ちを犯してしまう事になるとは、知る由もなかった。

 そして、時が来て呪いの儀式は始まった。 

 その先に、想像を絶する恐怖が待ち受けてるとも知らずに。

 皆で炎の周りを囲み、手を繋いで呪文を唱える。

 闇の門を叩き、闇の門を開け、聖なる門を叩き、聖なる門を開け。

 闇の光りと、聖なる光りが交わりし時、そこにデュラハン現れん…………。