しおりの横にいた熊田良平がしおりの手から本を取り見て見ると、本にはこう書いてあった………。


 ゲームの終了は、参加人数=日の、1の刻迄とする。


 即ち参加者20名=20日である。 
 「冗談じゃない」
 「今は、まだ7時位だぜ」
 「6時間位で2人だぜ……」
 「そんなの無理だ……」

 良平は、そう言ってうなだれている。

 そして、そこへデュラハンの声が再び聞こえだした。

 「そろそろ食事は終だ」
 「次の鐘が為った時、再び狩りを開始する」

 それを聞き、皆は慌てて外へと駆け出して行った。

 今の時刻は7半……。

 後30分位で再び死のゲームが始まる。

 逃げなければ…………。