デュラハンの攻撃に皆は次々に弾き飛ばされて行く。

 ドサッ……ドサドサッ……

 光一達は次々に地に叩き付けられて行き、そしてデュラハンの斧が遂に仁の胸を捕えた。

 ……ドガッ…………

 烈しい音がして斧が胸部へと減り込み仁を宙づりにする。

 そして、デュラハンが斧を振るのと同時に仁の身体が宙に舞い光一達の元へ飛ばされて来てドサリとその身体が地に叩き付けられる。

 「グワーーーーッ……」

 呻き声を上げる仁……しかし鎧はバックリと割れたものの、胸部鎧のお陰で難とか無事だった様だ。

 「大丈夫か仁……」

 光一の問いに仁はゆっくりと頷き、ゴホゴホと咳をしながらヨロヨロと起き上がって剣を構える。