『…とりあえずゆっくり歩くか…』 何にも気の訊いた事が言えない僕。 「うん…」 そう言って歩き出した凛の様子がおかしいのに気付く。 『…あれ…凛もしかして足…』 足を引きずるように歩く凛に聞く。 「あ…うん、ちょっと馴れないヒールだから…」 結婚式の為に買ったんであろうミュール。 そこまで高さがある訳じゃないとはいえさっきまでそれで走ってた訳で… 『ごめん!俺気付かなくて!ほら、乗れよ』 そう言って背中を向ける。