「はぁ? ちょっと待てお前等知り合いか?」 僚は、神谷の下の名前だ。 「うん、僚君は、私のいとこだよ! 今回の件でもアドバイスしてくれたし」 ほう、それだけ言うと、逃げようとしていた神谷の首根っこを捕まえる。 「取り敢えず逃げるな」 俺は、そういうと神谷が逃げれないように捕まえながら、一条さんに問い掛ける。 「でっ、こいつに何て言われて俺に殴り掛かったんだ」 「あの……えーっと、あのね」 一条さんは、とても言いずらそうにモジモジとしている。 「怒らないから言ってみ」