そんな私は、また転校する。 「次は、何人不幸になるかなー」 自嘲気味に笑った彼女の、ガーネット色の瞳は 潤んでいた。 「俺が付いてるよ」 桃色でセミロングの髪を、2つに分け結んでいる。 シャラン、 左右の十字架が音をたてた。