「萌香!大丈夫か?」 「ぇ、あ うん!」 やだなぁ ぼーっとしちゃって、どうしちゃったんだろ。 「何かありましたら、なんなりとお申し付け下さい。」 もう一度 頭を下げ、男は 部屋を後にした。 「ぇへへっ、ありがとライ。」 真っ白な ふわふわしたドレスに身を包み、笑っていた。 (天使みたい...) なんて、思ってても言わないけどな。