「どうしよう……」 このまま太田が、帰ってこなかったら。 せっかく、友達になれたのに、こんな別れ方をしてしまうなんて…… それから間もなくだったと思う、太田からメッセージが届いたのは。 『Don't worry. Be a pal!』 (心配するなよ、友達だろ!) 僕は内容を一度見て安堵し、もう一度見たとき、笑みがこぼれた。 太田も、僕を“友達”だと思ってくれていたんだ。