―澤田SIDE―





2限目が終わり、
急いで優月ちゃんのところへ向かう




保健室に入ると優月ちゃんの寝ている
ベットのカーテンは閉まっていた




「…よかった、ちゃんと寝てる…」




なぜか、それだけなのに安心した



(今まで女のことなんて
どうでも良かったのに…
っていうか、必要以上に
関わりたくなかったのに)




自分の行動に理解できないまま
優月ちゃんのベットへ近付いた





静かにカーテンを開けると
優月ちゃんはすやすやと
寝息をたてて眠っている




なんとなく、俺はその姿に笑みがこぼれた