「優月、このままデートでもしてきたらぁ?」


「あら、いいわね」




なーなこーっ
余計なこと言わなくていい!!
お母さんも賛成しなくていいから!


余計なこというと…



「まじっすか!んじゃ、優月いこっか♪」



コイツがつけあがるから!!!!





「ちょ、ちょっと!?なに勝手なこと言ってんの!?」


「いーじゃん、俺たち付き合ってるんだし」


「そういうことじゃなくてっ!
…誰かに見られたらどうすんの!?」



まだ菜々子以外に学校の生徒には
バレてないんだから!
バレたらどんだけめんどくさいか
この男はわかってない!!



「…あ、ごめん。
俺のこと知ってる人たち
付き合ってること知ってるかも」



「…はぁ!?」



「あー澤田、友達にでっかい声で
惚気てたもんねー。
女子のみなさんイライラマックスでしたよー。」



「俺やっちまった感じ?」



「だいぶね。」



「賢悟ーっ!!」



「わあーっ優月ごめん!」





明日からどんな顔して学校行けばいいのさ!
恥ずかしすぎるんですけど!!