「優月は俺のお月さまかな?」



「お月さま?」




クスッと笑って私の頭をぽんぽんしてる





「うん。だってさ?
今まで心の奥底に眠ってた
暗くて寂しい気持ちを
一気に照らしてくれたじゃん?

それは何人もの女の子にも
変えがたいものだって俺は気づいたわけ」




うっわ…
めっちゃ恥ずかしいんですけど…

すごい大胆なこと言われてる気がする…





「ねぇ…優月…告白の返事は?」




私の首筋に顔をうずめて言った





「く、くすぐったい…っ」



「ねぇ…返事…」





うぅ…
こんなの反則だ…!


…まぁ私の答えなんて決まってるけど…






「………私も…賢悟が、好き…だよ?」





なんとんなく指を賢悟の髪に絡めて言った





「優月…大好き」


「私も、賢悟が大好き」






私の首筋から顔を上げた
賢悟と視線が重なった


そのまま、どちらからともなく
もう一度キスをした







…ねぇ賢悟…?


私たち、こうゆう運命だったんだよね?



あれを乗り越えてきたからこそ

2人の今があるんだよね?



賢悟…私はあなたを愛しているの