『クルマとタバコとカンコーヒーと…』【リアル物語ケータイ小説版】

第93話

 急に検査は立て続けに行われた。

これもオージースタイル?「そんなもん知るか!」だった。

骨密度検査で引っかかった昭太郎は注射を打たれていた。

なんだか良くわからないけど、従うのみ。

痩せているのが移植の条件とは合わないのか、骨の状態が悪いとどうなのかよくわからないまま言われたことに従っていた。

注射を打たれているときも(本当に俺の注射なのか?)と疑問を持ったりしたが、
「そんなもん知るか!」で従っていた。

ヤケクソなのかお任せなのかわからないが早く検査を終わらせたかった。



 予定の2倍近くの入院検査期間を終え、ようやく退院となった昭太郎。

新たに三重からきた会社社長が入れ替えで入院したらしい。

羽振りが良く日本人のみんなにお土産を渡していたらしい。

そんな噂話を聞きながらアパート生活が始まった。

 昭太郎のザクスタイルは変わらず保たれていて、アパートでも夜にはそのチューブから栄養剤を注入していた。

 
 買い物にも慣れ、生活リズムをつくっている母親に感心しながら、久しぶりにノートパソコンを起動させ、メールソフトを立ち上げた。

《みなさんお久しぶりです昭太郎です。元気にやっています。
 1ヶ月の入院検査期間を終え、今日からメールができるようになりました。
 早くも日本が恋しくなり始めている僕はかなりの情けないヤツですが、
 元気に頑張っています。
 明日からは通院生活です。
 1日も早く手術の報告ができたらと思います。     大林 昭太郎》


 オーストラリアから送信ボタンを初クリックした。