『クルマとタバコとカンコーヒーと…』【リアル物語ケータイ小説版】

第229話

 ひとりの女が昭太郎の隣に座った。

「今日はみんなについて来ちゃった。あたし、これでも結構強くなったのよ。昭太郎がいない間、随分頑張ったんだから」

「そうか、もう泣き虫じゃないんだ」

「もちろんよ」

(・・・やっぱり、会えて嬉しいよ。
お前がいるとなんか嬉しくなる・・・)


 花火に映し出されて浮かび上がる顔は5年間のドラマのラストシーンのようだった。

フルキャストが揃っていた。

もちろん昭太郎が誘ったのだが、この花火に引き寄せらたようにも見えた。


 昭太郎はカンコーヒーを片手に電子タバコを吹かしていた。