『クルマとタバコとカンコーヒーと…』【リアル物語ケータイ小説版】

第227話



 数ヶ月後、100人近い人が川岸の土手に集まった。

 星がよく見える闇ににガヤガヤと騒がしい場所。

 真上に打ち上がった大輪の花火。

 赤く染まる仲間達の顔。


妹の麻由美と信彦、そして甥とかーちゃんの笑顔が照らされる。

(あんがと。麻由美、お前が子供を産んでくれたから、少し気が楽だ。
かーちゃんも孫が見れたしな。
信彦ありがとう。
お前のお陰でオーストラリアに行けたんだよな。
妹をよろしく頼むな。
そして誠司、お前は来年幼稚園にいく。
俺も来年は世に出るぞ・・・お互いがんばろう。
そしてかーちゃん、楽しんでるか?
これから少しずつ親孝行するからな)


 結婚した真代とその旦那の顔が黄色く染まる。

(ありがとう。
お前のお陰でみんなとシンクロできたよ)


佐野がこっちを向いて笑ってる。

(ありがとう佐野さん。
君に出会ってから病院生活が一変して病院が楽しくなったよ、オアシス楽しかったなぁ。
君がいたから楽しかったよ。
ありがとう)


 病院メイトの小野里が近寄ってきた。
「いいじゃねぇーかプライベート花火。最高だな。お前はこういう仲間がいるから頑張れたんだな、昭太郎、本を書け。お前が経験してきたことを書けよ、移植グラフィティを書け!世のためになるはずだから・・・」

(ありがとう。
小野里さん。
あなたのお陰で病院生活が楽しかったし、前向きになれた。
あなたの志は俺を元気にさせてくれた。
ありがとう)