『クルマとタバコとカンコーヒーと…』【リアル物語ケータイ小説版】

第221話

 常連客が帰った後、昭太郎は直太郎を近所のBARに誘った。

 ジンジャエールと生ビールそしてタコスがテーブルに並ぶ。

「今日はありがとな、あと、お陰でネットショップもいい感じだ、ありがとう」

「いえいえ、みんな楽しみにしてたんですよ、昭太郎さんは人気者ですね」

「そんなことないよ、ありがとう。いつもクラロだったけど、直太郎と違う場所で飲むのも初めてだな、俺はジンジャエールだけど・・・」
 とりあえず乾杯の2人。

「そうですね、ずっと話してきたから初めてなのが不思議ですね。最近体調はどうですか?」

「ああ、お陰で結構いいよ。飯が美味いって感じるようになってきたんだ」

「そうですか、児童文学も頑張ってもらわないといけないですね」

「おお、クラロのみんなも読んでくれるって言ってたしな」

「そうですよ、何としても入選してもらわないと、カフェクラロから作家がでたら自慢しますよ」

「あんまりプレッシャーかけるなよ」

「やり始めなきゃ何も変わらないんですよね」と伺う直太郎。

「ははは、そうだな」照れながらながら頷く。

 生ビールをグッといく直太郎。
「僕も始めようかなと思って」

「花火か?」

「そう、花火師さんが今度来たら、話してみようかと」

「なんて?」

「打ち上げさせてもらえないでしょうか・・・って」

 ジンジャエールをグッといく昭太郎。
「それさ、俺たちで打ち上げられるようにしねぇーか?」

「えっ、どういうことですか・・・」

「俺たちで花火大会をやるのよ、本物の花火で」

「マジっすか」