第205話
体調の許す時はクラロに通い、人と話して人と出会って生きていく。
昭太郎は友達ができる充実感を感じながら毎日のように通っていた。
毎日同じコーヒーを飲んで、色々な人と話していた。
役所のおっちゃん、銀行員の兄ちゃん、事務職のねぇーちゃん、司会業の女性、クルマ屋のあんちゃん、農家の嫁、日本舞踊の先生、彫刻家、システムSEの地味な青年、地元の女子大生、ラーメン屋の娘、ギャル系美容師、このカフェにはいろんなヤツが来る・・・・。
今日はベビーカーに乗った子供を連れたママがカウンターにいた。
「今、笑ったわ」と母親がマスターに言って微笑んでいる。
そのベビーカーに座ったままの女の子は笑っているようには見えない・・・。
そのママは明るい女性で隣の昭太郎にも気さくに話しかけていた。
その子がダウン症だということも明るく話していた。
「うちの子は今年で6歳になるんですよ、こないだディズニーランドに連れて行ったときはすごく喜んでいたの」
動きの少ない女の子を見ながら「そうですか・・」と相づちをうつ昭太郎。
そのママは子供のことを一生懸命に話していた。
そして「この子が少しでも歩けるようになればいいと思うの・・・」と呟いた。
その言葉を聞いた昭太郎は思わず言っていた。
「歩けなくてもいいと思うんです・・・」
「昭太郎さん」と直太郎が小さく止める。
その子と自分を重ね合わせた昭太郎は思わず熱く語っていた。・・・。
「あの、俺も障害者なんです。おっきな病気して外国で移植手術したんです。今も走ることはできません。まだ、病気も治ってません。でも、大丈夫なんです。このお子さんは歩けなくてもダメじゃないんです。みんなその人なりの生き方をすればいいと思うんです。ダウン症の子供はずっと天使だと思うし、この子が笑えばみんな笑顔になるじゃないですか、ずっと普通の子よりすごいことができて、それでいいと思うんです」
優しく受け止めるママの表情にハッとした昭太郎。
「すいません、余計なこと言って・・・でも、人にはいろいろな生き方があって、違った価値があると思うんです・・・・何も知らないのに、出しゃばってすいません」
・・・・・
体調の許す時はクラロに通い、人と話して人と出会って生きていく。
昭太郎は友達ができる充実感を感じながら毎日のように通っていた。
毎日同じコーヒーを飲んで、色々な人と話していた。
役所のおっちゃん、銀行員の兄ちゃん、事務職のねぇーちゃん、司会業の女性、クルマ屋のあんちゃん、農家の嫁、日本舞踊の先生、彫刻家、システムSEの地味な青年、地元の女子大生、ラーメン屋の娘、ギャル系美容師、このカフェにはいろんなヤツが来る・・・・。
今日はベビーカーに乗った子供を連れたママがカウンターにいた。
「今、笑ったわ」と母親がマスターに言って微笑んでいる。
そのベビーカーに座ったままの女の子は笑っているようには見えない・・・。
そのママは明るい女性で隣の昭太郎にも気さくに話しかけていた。
その子がダウン症だということも明るく話していた。
「うちの子は今年で6歳になるんですよ、こないだディズニーランドに連れて行ったときはすごく喜んでいたの」
動きの少ない女の子を見ながら「そうですか・・」と相づちをうつ昭太郎。
そのママは子供のことを一生懸命に話していた。
そして「この子が少しでも歩けるようになればいいと思うの・・・」と呟いた。
その言葉を聞いた昭太郎は思わず言っていた。
「歩けなくてもいいと思うんです・・・」
「昭太郎さん」と直太郎が小さく止める。
その子と自分を重ね合わせた昭太郎は思わず熱く語っていた。・・・。
「あの、俺も障害者なんです。おっきな病気して外国で移植手術したんです。今も走ることはできません。まだ、病気も治ってません。でも、大丈夫なんです。このお子さんは歩けなくてもダメじゃないんです。みんなその人なりの生き方をすればいいと思うんです。ダウン症の子供はずっと天使だと思うし、この子が笑えばみんな笑顔になるじゃないですか、ずっと普通の子よりすごいことができて、それでいいと思うんです」
優しく受け止めるママの表情にハッとした昭太郎。
「すいません、余計なこと言って・・・でも、人にはいろいろな生き方があって、違った価値があると思うんです・・・・何も知らないのに、出しゃばってすいません」
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