『クルマとタバコとカンコーヒーと…』【リアル物語ケータイ小説版】

第199話

俺らはその凛々しい姿の横で彼女が微笑むのを確認して、「彼女を頼む!」と旗を掲げた。

そして、すべてを受け止めた2人に背を向けた。

昔、彼女が事故を起こして子供のように泣いていたことが懐かしい・・・。

純白のウエディングをまとった彼女は大人の女性になり、人生の選択を決意した。

その岐路に居れることを嬉しく思い、祝福する。

そして、俺らがシンクロできたのは愛すべき彼女だからこそだと確信し、感謝する。

・・・

しかしながら彼女の結婚を祝うためという旗の裏に
「俺らとの思い出を忘れないでいてくれ」というメッセージを書き込んだことは俺らの秘密だ・・・。


 なぁんて、詩的になるほどにいい結婚パーティを終えた。

 少し心配された会場のリアクションも上々で、予想以上の大反響でミラクルコントは終えたのであった。

ニコモンのチームワークは久しぶりを感じさせない程に抜群だった。

トイレという名の舞台袖。

「お疲れ!」と言い合いハッピを脱ぐニコモン。

彼らはやり遂げた充実感と好感触を褒め合っていた。

昭太郎も満足気にハイタッチを繰り返した。