『クルマとタバコとカンコーヒーと…』【リアル物語ケータイ小説版】

第191話

同窓会の翌日、カラータイマーの制限時間を守らなかった日の翌日、ようは無理をした翌日は必ず罰のような吐き気に襲われる。

簡単に終わらない気が狂いそうな吐き気に襲われる。

前向きに物事を考え始めた時、無理がしたいと思わせてくれる程の刺激的な日の翌日に狂う体調。

狂った体調の中、昨日の行動は正しかったのかどうかブレ始める。

頭の中では吐き気は罰ではないとわかっているのだが、「前向きに考えるな、無理をするな」と神様に言われている気がしてくるぐらい吐き気は苦しい。

まるで拷問のように襲うそれは「もういい、もうなにもしないから、もう許してくれ・・・」と許しを請うまで症状を止めてくれない。

1週間も続くときには「逃げたい、やっぱり死にたい・・・」とそこまで言わせるのだ。

別に許しを請うから症状が止まるわけではないことは百も承知なのだが、毎回このセリフを言わされる。

そしてその時、ネガティブな人格に取り憑かれる。

しかし、症状が治まり、調子が良くなってくるとネガティブな人格は嘘のように消え失せる。

苦しみの拷問を味わうと、ネガティブ人格とポジティブ人格が頭の中で天使と悪魔のように闘うのだ。

長年うんざりするほど繰り返す対決から昭太郎は1つの結論を出した。



 【人生に勝ち負けはなくても、病は戦争。
 勝つか負けるかしかない。
 勝ったものが正しいのだ。
 正しいものが勝つのではない。】