『クルマとタバコとカンコーヒーと…』【リアル物語ケータイ小説版】

第186話

「もしもし、おう、久しぶり、うん、退院したよ。うん、今は山梨の実家」
 家デンの子機で話す昭太郎。

「聞いたか?」聞こえる鶴見勇介の声。

「おう、聞いたよ。真代、結婚するんだってな」

「そう、で、貴明がさぁ」

「しょげてるのか?」

「まぁ、そんなところだけど、毎日飲み歩いて大変だよ」

「そうかー、そうだよな、アイツずっと真代のこと好きだったからな」

「でも、ずっと相手にされてなかったはずなんだけど」

「まぁ、結婚じゃあ、落ち込むのも無理ないか」

「だな」

「で、女チームは合唱するらしいんだけど、男チームで2次会の余興やってくれって頼まれちゃってるんだけど・・・」甘え声の勇介。

「だって、新婦の友人が出しゃばっていいのかよ」

「だって、真代が言うんだからしょうがねぇーじゃん」

「じゃあ、久しぶりにニコモンのウルトラ企画力でもひけらかすか」

「待ってたよー、その言葉」

「わかった。じゃあ余興の内容はまかせとけ」

「助かるよ、で、体調はどう?」

「今頃、体調訊くのかよ」

「だって、いい企画浮かばなくてテンパってたんだもん」また甘える勇介。

「身体はそれなりだけど、1年前よりはいいし、2次会だけだったら踏ん張れそうだ」

「そうか、よかった。じゃあいい企画頼むな」

「わかった」

 遊び仲間グループ【ニコニコモンキーズ】のメンバー真代が結婚する。

昭太郎は2次会の余興企画を頼まれ、久しぶりに遊びアドレナリンが放出していた。

長い間、休止中だったニコモンの復活イベントにワクワクし始めていた。