第118話
いつものようにバス停に降りたち、暗くなった路を帰ってきた昭太郎。
玄関のドアを開けると母親が立っていた。
「どうしたの?」
靴を脱ぎながら腰をかがめる昭太郎。
「江口君、亡くなったって」
「嘘だろ」
「さっき、倉本さんから聞いたのよ」
「・・・・・」
「手術してから一度も意識が戻らなかったんだって」
「・・・・・」
「やっぱり、子供の移植は難しいのかしら」
「・・・・・」
「江口さんのママは辛かったでしょうね・・」という声にかぶせて「もういいよ」と静かに言った昭太郎は部屋のベットに横たわった。
(なんだよ、江口君、どうしてだよ、・・・あんなに頑張ったんじゃねぇーか、何がいけないんだよ、・・・せっかく手術受けたのに、どういうことだよ、・・・手術受けて死んじゃったら、意味無いじゃん、・・・なんなんだよ、おい、・・・・・俺たち手術すればいいんじゃねぇーのかよ、あの子、勇気見せたじゃねぇーかよ、・・・・何がいけないんだよ、・・・一度も意識が戻らなかったのか・・・あんなに格好良かったのに、褒められなかったのかよ、悲しすぎるだろ、・・・・こんなのありかよ、なしだろ、おい・・・死ぬなよ・・・ここは地獄だ・・・辛すぎる・・・・・・・・やっぱり、悲しいよ・・・・)
手術を待てずに死んでいった人、手術をして死んだ人、あっという間に手術を受けて帰る人、そこにルールなどはないのに、どうしてだ?どうしてだ?と考えていた。そして、最後に俺はどうなるんだ・・・神様は俺を虐めているのか?、どうして俺を追い込むんだ
俺が何回落ち込めば助けてくれるんだ・・・・何回立ち上がればいいんだ・・・そして俺は落ち込まないようになれないのだろうか・・・と思いを巡らせていた昭太郎はカーテンを開けた。
窓から見えるいつもの景色、これからのことを思うと負けそうになる・・・。
・・・
窓から見えるいつもの景色、太陽が昨日の思いを薄めてくれる。
★
いつものようにバス停に降りたち、暗くなった路を帰ってきた昭太郎。
玄関のドアを開けると母親が立っていた。
「どうしたの?」
靴を脱ぎながら腰をかがめる昭太郎。
「江口君、亡くなったって」
「嘘だろ」
「さっき、倉本さんから聞いたのよ」
「・・・・・」
「手術してから一度も意識が戻らなかったんだって」
「・・・・・」
「やっぱり、子供の移植は難しいのかしら」
「・・・・・」
「江口さんのママは辛かったでしょうね・・」という声にかぶせて「もういいよ」と静かに言った昭太郎は部屋のベットに横たわった。
(なんだよ、江口君、どうしてだよ、・・・あんなに頑張ったんじゃねぇーか、何がいけないんだよ、・・・せっかく手術受けたのに、どういうことだよ、・・・手術受けて死んじゃったら、意味無いじゃん、・・・なんなんだよ、おい、・・・・・俺たち手術すればいいんじゃねぇーのかよ、あの子、勇気見せたじゃねぇーかよ、・・・・何がいけないんだよ、・・・一度も意識が戻らなかったのか・・・あんなに格好良かったのに、褒められなかったのかよ、悲しすぎるだろ、・・・・こんなのありかよ、なしだろ、おい・・・死ぬなよ・・・ここは地獄だ・・・辛すぎる・・・・・・・・やっぱり、悲しいよ・・・・)
手術を待てずに死んでいった人、手術をして死んだ人、あっという間に手術を受けて帰る人、そこにルールなどはないのに、どうしてだ?どうしてだ?と考えていた。そして、最後に俺はどうなるんだ・・・神様は俺を虐めているのか?、どうして俺を追い込むんだ
俺が何回落ち込めば助けてくれるんだ・・・・何回立ち上がればいいんだ・・・そして俺は落ち込まないようになれないのだろうか・・・と思いを巡らせていた昭太郎はカーテンを開けた。
窓から見えるいつもの景色、これからのことを思うと負けそうになる・・・。
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窓から見えるいつもの景色、太陽が昨日の思いを薄めてくれる。
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