2人で、ベッドから出たのはもう昼時。 「お腹空いたでしょ? なんか作るね〜。」 そう、当たり前のように言って 冷蔵庫を漁る。 ずっと前から思ってたけど…… 「なんで、そんなに料理上手いの?」 「え?」 野菜室から玉ねぎを出す華を見ながら、聞いてみた。 前にもしたことがある気がする。 あの時は 『啓くんに近づけるように』 って、寂しそうな顔して言ってたっけ。 「それ、前にも聞かれた気がする。」 そう言って笑う華は 寂しそう じゃない、明るい顔をしている。 .