…確かに、寂しい。 寂しくて仕方ない。 でも…… 「もしあっちが離れていったとしても、俺は離さない。 華に他のやつが出来たら、また惚れさせてやる。」 カッコつけてるワケじゃない。 ただの、本音。 ……って… 何言ってんだ。 資料を閉じて、視線を菊池さんに向ける。 「…すみません。 なんか……」 「いいゎよ!! さぁ、その子のためにも早く終わらせなきゃね!!!」 そう言って、お互いの仕事をこなす。 心強い。 .