その日は、説明と実習みたいなやつで 明日もそんな感じらしいと同僚に聞いた。 いつもよりは早く終わるだろうが 華との約束は守れない…… そう考えると、胸が痛くなった。 記念日なんて、祝わなくても大丈夫だけど 華が喜ぶなら……って そう思ってた。 重い気分でアパートに帰る。 「…はぁ……」 電話しよう。 ちゃんと。 携帯電話を握り、電話帳から華の名前を探す。 プルルルル…プルルルル…… 「……」 出ない… なんでだ…… まだ、8時過ぎだから 出かけてはないだろう。 .