早速、アドレスを知っている人にメールを送り…… ふと 手が止まる。 《安藤 茉莉 090-****…》 要注意人物のコイツには… 教えなくていい、よな? 「啓飛??」 「ん?」 「大丈夫? なんかあったの…?」 心配そうに顔を覗き込んでくる華。 そんな顔されると、意地悪したくなる。 俺は携帯を閉じて 華を見据える。 「……別に? お前には関係ないから…」 「えっ……」 びっくりしたように、目を見開く。 .