一人でいると、不安になってしまうんだ。 華のことは信じているけど いざというときに、守ってやれないのが悔しい。 励ましてやれないのが悲しい。 ……それでも、華が俺を好きでいてくれるなら なんでも出来てしまうだろう。 「……よし。」 まだ6時くらいだから、華は帰って来ていないだろう。 車を止め、自分の家に向かう。 ……懐かしい匂い。 ちょっと離れていただけで “懐かしい”と思うなんて オヤジ臭いよな(笑) .