夏休みに入って、まだ2日。 毎日の猛暑に、ついダラけてしまう。 朝からクーラーを入れ ベッドでのんびりしていると… 〜♪〜♪ 「…ん?」 机に置いてあった携帯が鳴った。 それは、営業部の人たちと居酒屋に行ったときに 啓飛とデュエットした曲だった。 ……なんで?? こんな時間に、この曲が鳴るのは ほぼ有り得ない。 「……もしもし…」 戸惑いながらも通話ボタンを押すと、途端に聞こえてくる 愛しい人の 低く甘い声。 .