「咲、こっち向いて!!」 ―え!? と振り向くと すみれは私に 背を向けていた。 後ろから風を感じる。 同時に「うわぁ」という 生徒の叫び声が聞こえ 皆、目を擦っていた。 「咲、砂埃なんて 吹かすなよー」 風が止んでから すみれが文句を言う。 私のせいなのかよ。 「てか髪ガサガサだし!!」 最悪。 もー、 体育は私の敵だ。