冷たい月



そんなやり取りをしながらも

璃空の手は動き続けた



味付けも目分量

サッサッといれて味見しながら

調節していた




『味見て』



『お!旨いじゃん』




『お皿下さい』




盛り付けも店みたいだった




『『いただきます』』





『マジ旨い』




『われながらままかな…』



そこまで腹は減ってなかったのに

あまりの旨さに

フォークが止まらなかった



食事中

璃空と話しながら

結婚したら

毎日

こんな感じなんだろうな…

そんな事を思っていた