「僕の夢、ちょっと変わってるんだ。夢の続きが見れたり、起きたい時に起れたり。
正夢もよく見るよ」

「ふーん」


卓海は頬杖をついた。


「じゃぁ、加藤さんの夢見れば?」


照れ隠しに卓海を小突いてみる。


「バカ、そんなこと……できないよ!! ただの変体じゃん!!」

「うん、知ってる」