「犯人は、見たの?」
「見なかったわ!」
少女は、泣き叫んだ。
「ごめんなさい!
私が悪かったの。あの時、掃除当番を代わってもらわかったら! マキは……生きていたのに!」
「大丈夫。君は、悪くない」
「でも! 毎晩、眠ろうとすると、マキが出てくるの。首だけのマキが、私を恨んで……!」
「死んじゃったマキさんは、悔しかったろうね。けれど、君の事は、恨んでないよ」
「でも!」
「大丈夫」
「……本当……?」
「うん」
僕が、請け合うと、少女は、長い長いため息をついた。
「そ……っか」
「うん」
やっと安堵の表情を見せた少女に、僕は、そっと微笑んだ。
「見なかったわ!」
少女は、泣き叫んだ。
「ごめんなさい!
私が悪かったの。あの時、掃除当番を代わってもらわかったら! マキは……生きていたのに!」
「大丈夫。君は、悪くない」
「でも! 毎晩、眠ろうとすると、マキが出てくるの。首だけのマキが、私を恨んで……!」
「死んじゃったマキさんは、悔しかったろうね。けれど、君の事は、恨んでないよ」
「でも!」
「大丈夫」
「……本当……?」
「うん」
僕が、請け合うと、少女は、長い長いため息をついた。
「そ……っか」
「うん」
やっと安堵の表情を見せた少女に、僕は、そっと微笑んだ。



