私は洗面所に向かった…。
鏡を見ると、腫れぼったい目に、ボサボサの頭の姿が映っている。


「…ふっ、ヤマンバみたい…」
自分の姿を見て、苦笑した。

背中まである長い髪をとかして、顔を洗った。


「…終わった?」
「うん…」
タオルで、顔を拭きながら私は答えた。

「さぁ、行こうか♪」