「アリスちゃん元気ないねー?」 不意にしん兄に聞かれて 甘い珈琲から口を離した 「そんな事ないよ♪ しん兄の会社って親の代から?」 そう言ってしん兄に 明るく笑ってみせた 「そーだよ。継ぐしか 償う方法なかったから・・・」 暗い表情になったしん兄に 余計なこと聞いちゃったと また気持ちが暗くなった