食べ終わってから私は ポケットの中に手を入れ ガサガサと探る 「あった」 ポケットの中には 1つの苺の飴 私は章平にバレないように こっそりと口の中に入れた バレたら絶対取られるけど バレなかったらこっちのもん この時はそう思ってた けど神山章平は想像以上に 手強い奴だったんだ..笑 「あれ..何か苺の匂い..」 いきなりくんくんと辺りを 嗅ぎだした章平 ギクッ! 私はしれーっと余所を向く