「あ、どうも。初めまして。
愛子さんのクラスメートの神崎です!

こんな遅くまで愛子さんを
連れまわしてしまってすみません…。」



神崎くん、
アナタ本当に不良ですか!?





こんな真面目な挨拶出来る不良
愛子は初めまして見ましたッ!!!





むしろアナタは不良じゃないんじゃ…







いや、あの痛そうな怪我見たら
不良だろ、って思わされるな。






ハッ!!!



てか、お母さんだっていくら
真面目な挨拶出来る神崎くんでも
この怪我見たら危なっかしい子だって
思うんじゃ…ヤバいヤバい!!





「あら?怪我してるの?」



お母さんが神崎くんの傷に気付いた。





「あぁ、これは…

「コレはね!!アタシが変な人たちに
絡まれたのを神崎くんが体張って
守ってくれた怪我なんだよッ!!!」




神崎くんが話し出そうとしたのを
アタシがすかさずフォローする。