「はぁ~…」



「何、溜め息なんかして!」


早苗がアタシの顔を覗き込む。




「早苗ぁ~、誰かに何か
ご褒美をあげないといけない時って
何をあげたらいいのかな?」



「は?ご褒美!?
え、誰にあげんの?」


「え?…ぁ、いとこ。
そう、いとこだよ!!」


「いとこ?ふ~ん」



信じてくれたかな!?
ちょっと疑ってるかも…



さすがに神崎くんに!!
なんて言えないんだもん…




「ね!!一緒に考えて!!」

「うん別にいいけど、
いとこって何歳?」


「ぁ~、同い年」


「同い年にご褒美!?へ~…」